~建築会社勤務 × サポ歴20年の視点からお届けする、空間ごと楽しむスタジアム体験~
こんにちは。滋賀県から京都サンガF.C.を2004年から応援している、サポーター歴20年のhishigaです。
普段は建築関連の仕事をしていることもあり、スタジアムに足を運ぶときには、ついつい「構造」や「空間づくり」の視点でも観察してしまいます(笑)。
この記事では、そんな私だからこそ気づけた、“初めてでも安心して京都サンガの試合を楽しむためのポイント”を5つに厳選してお届けします!
1. アクセス抜群!「駅直結型スタジアム」の恩恵を実感せよ
サンガスタジアムは、JR亀岡駅から徒歩3分圏内。
しかも、駅からスタジアムまでほぼ一直線の屋根付き通路で完全に接続されています。
建築視点で見ても、これはかなり秀逸な動線計画です。
- 雨天時でもストレスなく移動可能
- 車椅子利用者や子連れの家族にもやさしいバリアフリー設計
- 混雑緩和のための幅広通路・照明計画も◎
「駅前スタジアム」は数あれど、ここまでスムーズで快適な導線設計は国内でも希少です。
2. スタジアム構造が“観やすさ”を格段に高めている
初観戦で不安なのが、「試合ってちゃんと見えるの?」という点。
でも安心してください。サンガスタジアムは、全席が“傾斜設計+視界確保”されているので、どの席からでもピッチがしっかり見渡せます。
建築技術でいうと「視線解析」によって、
- 前列の人の頭と被らない傾斜
- 柱がなくて視界を遮らないトラス構造
- 選手との距離が近くなるよう高さ・角度が絶妙に計算されている
この「すべての観客に優しい構造」は、初観戦の方にこそ体感してほしいポイントです!
3. 席選びは“構造×応援温度”のバランスがカギ
座席選びは、建築構造と応援スタイルの“ちょうどいい中間”を狙うとベストです。
- 応援の迫力を感じたい → ホームゴール裏(1層目)
- 全体を落ち着いて観たい → バックスタンド上段(2層目)
- 雨風を避けたい → スタンド中段以上+屋根の張り出し方向に注意
構造上、バックスタンドの201〜203列あたりは、屋根の張り出しが深く、視界も良く、初観戦でも安心できる“快適ゾーン”です。
4. スタジアムグルメは“ゾーニング設計”で効率良く巡ろう
サンガスタジアムは、飲食ブースがスタジアムの外周コンコースを回遊できる形で配置されています。
この回遊設計によって「混雑の分散」と「探索の楽しさ」が両立できているんです。
私は建築的な視点で“混雑流入ポイント”を見つけるのが癖なのですが(笑)、
13ゲート付近(バックスタンド側)のフードブースは比較的落ち着いていて穴場です。
5. 建築空間としても“記憶に残る”のが、ナイトゲームの照明演出
実は、サンガスタジアムで初めて感動したのが夜のライティング演出です。
構造体に沿った照明配置、紫と赤のカラー演出、そして選手入場時の暗転演出…まるで舞台装置のよう。
これは単なる観戦施設という枠を超えた、“体験を演出する空間づくり”の一例だと思っています。
建築・照明・音響・応援が一体になった瞬間、スタジアムという建築が「記憶をつくる装置」に変わるんです。
まとめ|“試合を観る”だけじゃない、建築ごと味わう新しい観戦体験
京都サンガの試合観戦は、
ただのスポーツ観戦ではなく、「空間そのものを味わう体験」でもあります。
構造的に優れた観客動線、視認性を追求した座席配置、照明や音響で演出された空気感――
建築に関わる者として、そしてサンガを愛する一人として、このスタジアムを初めて訪れる人にもぜひその魅力を知ってほしいと心から思います。
「この場所に来てよかった」
そんなふうに思ってもらえたら、スタジアムも喜ぶんじゃないかな…と私は勝手に思っています。
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